2020年9月9日発売の週刊少年マガジン2020年41号で、『ダイヤのA act2』225話が掲載されました。
『ダイヤのA act2』225話は、御幸は沢村に対してナンバー9であるスプリット改を投げるようにサインを出し、沢村はそのサインに応えるかのように投げます。
先頭バッターの千丸は真っすぐに狙いを絞っており、真っすぐが来たと思ってバットを振ったら途中で落ちたので、引っかけてサードゴロになってしまったのです。
2番の森も真っすぐに狙いを定めるも、投げてきたスプリット改の前に三振してしまいました。
果たして、沢村はスプリット改を使って1回表を抑えきる事が出来るのでしょうか。
本記事では、『ダイヤのA act2』225話『未知』のあらすじと感想を紹介していきます。
※ここから先はネタバレ注意です。
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ダイヤのA act2 225話のあらすじネタバレ
沢村は1番バッターの千丸に対して、スプリット改を投げます。
千丸の狙いは沢村の真っすぐであり、向かってくる球から真っすぐだと思ってバットを振りましたが、ボールが途中で沈んだので詰まってしまい、サードゴロになってしまったのです。
スプリット改の手ごたえに沢村は何度も頷いていたが、御幸は、分かった、と言っていました。
市大三高の田原監督は、今の真っすぐだとすれば何であんなにバットの下を叩く事になったのか、と心の中で疑問に思っていたのです。
安達は、真っすぐだったのか、と聞くと千丸は、真っすぐだと思ったけどキレていなかったし、分からない、と曖昧な答えで濁しました。
2番バッターの森が打席に入ると、沢村はゾーンで勝負してくる投手であり、追い込まれるまでは真っすぐ狙いだけど、球速以上のキレを持つ球だから振り遅れないようにしないといけない、と心の中で思っていたのです。
そして沢村が投げてきたので、向かってくる球に対して、体の前で捕まえる、と思いながらバットを振る森。
しかし、空振りになってしまい、市大三高の面々は驚きを隠せませんでした。
森は、真っすぐだったから振ったのにどうしてバットの下へ行ったのか、と心の中で疑問に思っており、天久は、また違う引き出しがあるのか、とわくわくしてる様子でした。
次に沢村はカットボール改を投げてきて、森はバットを振るが余りのキレの良さにファールとなってしまい、こんな手元で曲がるのか、と心の中で思っていました。
沢村をリードしている御幸は、先頭バッターを打ち取れた分腕が振れている、と思いながら、この回は徹底してスプリット改を投げさせる、と思いながらサインを出し、沢村はスプリット改を投げたのです。
森はストレートだと思って打ちに行くが、詰まってしまい、セカンドゴロに終わってしまいます。
ツーアウトになったので観客席のほうも盛り上がっていました。
市大三高側では、沢村が高速スプリットを投げているのではないか、と思っていたのです。
田原監督は、前の試合でも投げていたがその時はスピードは無かった筈だが、この試合までの数日で進化させたのか、と思っていたのです。
御幸は、しっかりゾーンに投げ込めているし、低めにくれば空振りを取れる、と思っていました。
沢村は以前の握りから人差し指を縫い目にかける握りに変えた事で、ボールに最後まで力が伝わって球速を維持でき、しかもツーシームのように右バッターから逃げれるので、スプリット改はスプリットとツーシームの良さを併せ持った球になったのです。
そして宮田が打席に入ると、投球の軸となるのはストレートなのは間違いからそれを叩く、と心の中で思っていました。
そうしたら沢村は初球にチェンジアップを投げ、2球目にスプリット改を投げ込んできたので宮田をファーストゴロで抑えたのです。
僅かな球数で三者凡退に抑えたので沢村は吠えると、天久もそんな沢村を見て刺激を受けていました。
ダイヤのA act2 225話の感想と考察
スプリット改が思っている以上に効果を発揮している事には、驚きを隠せませんね。
去年の夏の大会時の稲城実業との試合では、初めて会得したカットボールを見事に決めましたが、秋の大会での王谷との試合ではほぼ一夜漬けのチェンジアップを今回のように初球から投げましたが、上手くいきませんでした。
それ故に今回、初球でスプリット改を投げる際に正直失投してしまうのではないかと思っていましたが、問題なく投げれて良かったなと思いましたね。
スプリット改はスプリットとツーシームの両方を併せ持っていると御幸は言っていましたが、球筋を見る限りはシュートみたいな感じですね。
これなら右バッターからは逃げるような球となり、宮川のような左バッターには内角を抉るような球になるので、市大三高は初見で捉えるのは厳しいでしょうね。
今のところ、スプリット改を中心としたピッチングを披露していますが、これは恐らく御幸が餌付けをしているのだと思います。
市大三高のバッターは真っすぐを狙っていて、それを逆手にとっている状態ですが回を追えば追う程市大三高のバッターは球筋に慣れて、捉えてくるでしょう。
そこへ真っすぐを織り交ぜていけば、市大三高のバッターは困惑すると思って御幸はピッチングの組み立てをしているのだと思います。
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